適当な就職先が見つからない場合
1章 未経験者ステップアップ成功の方法―ヘッドハンターだけが知っている転職の秘策(「未経験者」なんて存在しない/応募資格「経験3年」は未経験OKのサイン ほか)/2章 キャリアに負けない能力を知る―企業が評価し欲しがる人材の中身(求人のある資格、努力とお金が無駄になる資格/職種チェンジには“適齢期”がある ほか)/3章 自分の可能性をアピールする方法―能力だけでは難関を突破できない(採用現場から導き出したアピールのコツ/欲しい人には採用担当者からウラ情報が流れる ほか)/4章 ドラマチックなビジネスライフのすすめ―成功するキャリア地図の描き方(「好きな仕事」を面白くて稼げる仕事にするには/営業・マーケティング系キャリア地図―外資系で“最先端”を学べ ほか)
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「適当な就職先がすぐには見つからなかったら」というテーマで、考えてみたいと思います。
今の雇用情勢では、そういうことも十分あり得るし、第二の人生の再就職や独立開業は、「不本意ながら、生活のため」というやり方は、できるなら、したくないと考えるからである。
これまでにも述べたように、長年一つの会社に勤めて来た中高年ホワイトカラーが、新しい仕事を探しても、そう簡単に満足できるものが見つかるとは限らない。
そういう場合に、「とにかく何か仕事を」と焦った気持で、再就職の口やフランチャイズ、代理店などの話に飛びつくというのは考えものである。
とりあえず、ドッカリと腰を落ち着けることである。
仕事が見付からなくて、焦る気特があるのは、
・収入がなくなり生活費をどうするかという問題
・ライフスタイルをどうするかという問題=オフ・タイムにやることがない
この二つがあるからだ。
そこで、�@生活費をどうするか、であるが、これは、長年働いて来たことでもあり、大ていの人が、明日の生活費に困るというわけではないだろう。
貯金もあるはずだし、一カ月や二カ月働かなくても、どうということはないわけである。
このような場合、一つの方法として、
失業保険の給付を受ける
ということも考えられる。
ほとんどの人は、失業保険などをもらった経験がないので、「失業」というイメージに多少抵抗感を覚えるであろう。
が、ものは考えようである。
毎月給料に応じて、サラリーマンならだれでも、厚生年金の積立金、健康保険料と共に、失業保険料も徴収されて来ているのである。
こういう時のために大いに役立てるべきなのである。
在籍した会社の人事課など給与関係の部署へ行って、失業保険給付の手続きを申し出、書類をもらって、自分のもっている保険証と共に、最寄りの公共職業安定所の窓口へ提出し、手続きをとれば、一定の待機期間の後、安定所から呼び出される。
そこで、適当な就職先を紹介されるかも知れないが、多分、今はそういうことも少ないであろう。
その時を第一回の支給開始として、最長で300日(離職の日における年齢によって差がある)間、失業保険が給付される可能性が高い。
もしどこか就職先を紹介されても気に入らなければ断ってもかまわない。
ただ、「失業」というのは、「働く意思と能力がありながら、仕事がない状態をいう」と法律に定められていることを忘れないようにした方がよい。
あくまで、働く意思と能力がありながら仕事がないという場合に限って「失業」と認定されるわけである。
失業保険をもらうことをはじめから目的にした人は、厳密にいえば、保険の給付を受ける資格のない人なのである。
失業保険をもらうか、貯金を使うか、何かアルバイトをするか、いずれにしても、当座の家計をまかなうお金の調達を考えなければならないが、それだけで安心してしまってはいけない。
それよりも、
・毎月の生計費はどの位のスケールか
・毎日何をして過ごすか
である。
つまり、前に二つ問題があるといった、二つ目の問題、�Aライフスタイルをどうするか こそ大切なのである。
貯金を使って生活するとしても、それが毎月三十万円なのかそれとも五十万円なのか、それがいつまでか、によって生活設計は大いにかわって来る。
失業保険にしても半年で切れる。
いずれにしても、年金受給開始年齢には、まだだいぶ年月があるとすれば、それまでどうやって生計を支えるか、こうした視点で、モノを考えるべきであろう。
と同時に、仕事をしないで空いた時間に何をするか。これも真剣に考えなければならない。
オフ・タイムの過ごし方は、中高年ホワイトカラーにとって非常に大切な課題である。
要するに、適当な仕事が見付からない、当面は失業保険をもらうか、貯金を食い潰すか、ここまではいいとして、「お金は少しある、仕事はない、日頃することがない」となって、「テレビを見ながらゴロゴロ」「パチンコ屋通い」「ギャンブルにのめり込む」「酒浸り」、こんなライフスタイルになって行くことがいちばん心配である。
「何かアルバイトでもしながら、次のステップを考える」「打ち込める趣味や活動を模索する」ことが必要と考えられる。
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