背水の陣を敷いて仕事をすることがいかに大事かを知る
団塊世代よ、老後を甘く見るな。
せまりくる絶望の老後を生きぬくには、横並びの意識を捨て、大切な自分のお金を守ること。
ファイナンシャル・プランナーとしての専門知識、各種サイトからの情報、また取材から得た知識を駆使し、データを添えて説く。
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ビジネスの場に限らず、人生のあらゆる場において前進しようとするときは、おおいなる勇気を要する。
新しいことには未知の要素が多く、常に大きなリスクが存在する。
そのリスクが怖いからといって、ためらったり尻込みしていたのでは、いつまでたっても一歩も前に進めない。
毎日やっていて慣れていることの中でも、時には全く思いがけないことが起こる。
それに対応するには、並々ならぬエネルギーとタフな神経が必要だ。
慣れていることに新しい事態が生じると、どうしても守りの姿勢になるので、全く新しいものに挑戦する場合よりも多くのエネルギーを費やさなくてはならない。
新しいものを怖がっていては何もできない。
「外に出れば自動車事故に遭うかもしれないから」
と言って、家の中に引きこもっていれば、飛行機が落ちてくるかもしれない。
前進しても止まっても後退しても、リスクがあることには変わりない。
リスクの大きさは多少違うかもしれないが、リスクはリスクだ。
ところが、チャンスという観点から見ると、後退したのでは、まずそれは望めない。
立ち止まっている場合は、運がよければチャンスが巡ってくるかもしれないが、やはり可能性は少ない。
チャンスが多いのは前に進むときだ。犬も歩けば棒に当たる。
棒に当たったことを不幸なことと思うか、その機を利用して何かができるかもしれないと積極的に考えるかによって、その人の向かっていく方向が決まってくる。
消極的な人は、常に「自信がないから」とか、「人に迷惑をかけてはいけないから」とか言って、未知の世界に足を踏み入れることを拒否する。
そういう人は将来を細かく分析予測していくときに、不確定要素があれば、今まで自分が扱ったことのない点だから自分には処理できないと決めつけてしまうのだ。
自分の能力や今までの経験の上に立って、何とか成し遂げてやろうとは思わない。
慎重な人なのだが、第三者から見ると杷憂に等しい考え方をしているのだ。
いつも消極的な人は、そのうちに皆から声をかけられなくなり、相手にもされなくなる。
そういう人は、早いうちに「流れを変える」必要がある。
それにはどうしたらよいか。そういう人に、勇気を出せとか、自信をもって前進せよとか、積極的な姿勢をとれとか、流れを変えろとか言っても無意味である。
それは本人にもわかっているのだが、できないから悩んでいるのだ。
もっとも効果的な方法は、背水の陣を敷くことである。
自らを追い込んでいき、逃げようにも逃げられないようにするのだ。
絶体絶命の立場では全力を尽くす以外に道はない。
例えば、周囲の人たちに自分がこれからしようと思うこと、自分がやめようと思うことを公言してみるのだ。
公言した以上は実行せざるを得ない。
公言しても実行しようとしない人は、生来のうそつきだから、これは問題外である。
軽いノイローゼを治そうとするときも同様だ。
ノイローゼは家族にはすぐわかるので、家族の皆で気を使って治そうとするから、かえって助長される場合が多い。
外部の人にノイローゼであることを隠そうとするから、世界が狭くなり、バランスがさらに崩れてくるのだ。
そういうときは、思いきって皆に公表してみるとよい。
友人なら協力してくれるはずだ。
そっぽを向いて協力しょうとしない友人は、友人だと思っていただけであって、本当の友人ではなかったのであるから、それが早くわかっただけでもよかったと思えばよい。
皆の協力があれば世界も広くなり、バランス感覚もよくなってくる。
新しいビジネスを、きわめて専門的な形でつくりあげていこうとするときは、構造的に背水の陣を敷く。
その一例は、厳密な意味でのヘッドハンターである。
本来のヘッドハンターは、顧客企業からの依頼に基づいて候補者のマーケットの調査をし、リストを作成していくところから作業を始める。
したがって、その作業に対する報酬は前払いである。
前払いであるから、顧客企業の人材採用という目的が達成されなかったときは大問題になる。
金をとっただけで何もしてくれなかったと評判になり、仕事の依頼も少なくなる。
それだけに、仕事を引き受けるときも、顧客企業の期待に応えられると判断した場合にのみ引き受けるのである。
全力投球をする以外に方法はない。
専門家としての信用を築きあげていなければ、採用することのできない報酬システムでもある。
どんな分野であれ、プロとなれば皆が注目しているので、必然的にベストの成果を生み出すべく真剣にならざるを得ない。
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