中高年の独立自営成功の秘訣
著者の転職と会社を興したときの失敗談・成功談をストーリー風に述べられています。
これから独立・企業をお考えの方には、中高年のみではなく、あらゆる年代の方に非常に参考になると思います。
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シニア・団塊世代・中高年の、独立自営成功の秘訣
自己コントロール
「形式」「体面」にこだわらないこと
生活資金を確保すること
コネに頼らないこと
独立自営成功の秘訣として、自己コントロールをあげた。
独立自営に限らず、どのコースを選んでも自己コントロールは必要なのだが、何しろ、独立自営となれば、タイム・カードはないし、遅刻しても、休んでも、だれも文句をいう人はいないのである。
これほど、自由な稼業はないように見えるのだが、まわりからの制約がないと、すっかりタガがゆるんで、生活全般がおかしくなってしまうおそれもある。
それでは、規則正しい生活を送っていればよいか、というと、そうも行かないい。
何しろ、自営業者にとって「開業当初は、勝負どころ」だからである。
以前書いた記事の中で、「大手が回り切れないところで小回りをきかす」といったのだが、たとえば、開業当初にせっかく、問合せや注文が来ているのに、「休日だから、時間外だから」と大手と同じようにやっていたら、せっかくのチャンスを逃すことも十分考えられる。
他人(大手)が休んだり、遊んでいる間こそチャンスなのである。
つまり極端にいえば二十四時間態勢でのぞむくらいの情熱が必要なのである。
そうはいっても、生身の人間だから、一人で、二十四時間働くわけには行かない。
そこで、独立自営する人にとって大切なことは、
妻をはじめ、家族の理解と協力
ということになる。
現に、私の知る限りでは独立自営に成功した人は、例外なく、妻と家族の協力が得られた人である。
そしてこれは、具体的には、第二の秘訣、
「形式」「体面」にこだわらないこと
ということに深くかかわって来る。
独立開業当初は、知名度もなく、新規ユーザーの開拓に当たらなければならない。
その際、こちらのことを知らない見込客は、「資本金はいくらで、従業員は何人でオフィスはどこで」ときいて来ることがよくある。
そのような時には、「体面にこだわりたくなる」ものである。
しかし、多数の従業員を雇い、広いオフィスを構えても、それをまかなうだけの売上げが上がらなければ、経営が苦しくなるのは当たり前である。
とにかく、軌道に乗るまでは、体面にこだわらず、人件費、固定費は、できるだけ切り詰め、その分を家族の協力でカバーして切り抜ける、くらいの心構えでのぞむべきである。
これには、第三の秘訣、
生活資金を確保すること
が深くかかわって来る。
このように、独立開業に当たっては、家族の協力を求め、まさに、背水の陣でのぞむことが必要であるが、そのことと生活とは切り離して考えるべきなのである。
というのは、仕事が軌道に乗らず、売上げも思うように上がらないからといって、生活費まで注ぎ込むことは望ましくないからである。
そこまでやると、公私のけじめがつかず、「自分の事業計画のどこがまずかったのか」もはっきりしなくなってしまう。
そのしわ寄せを生活費の方へもって来るようでは、肝心の事業を軌道に乗せることさえおぼつかなくなるからである。
それに、「生活費が足りないから」といっても、だれも融資はしてくれない、つまり、どこにもお金の出所がないからである。
だから、できる限り、生活費は確保し、仕事上のつまずきは、仕事上の計画のたて直しで、カバーするようにしないと、どこまでも「ジリ貧」で、結局、すべてがうまく行かなくなってしまうであろう。
生活費の分まで事業に注ぎ込み、生活にしわ寄せが来るようでは、気分的にも惨めで、追い詰められて、いいアイデアも浮かばなくなってしまうはずである。
独立自営成功、第四の秘訣は、
コネに頼らないこと
である。
独立当初は、お客も少ないし、どうしても個人的なコネ、縁故に頼りたくなるものである。
しかし、そういうコネに頼っても、一時的な受注は確保できるが、リピート・オーダーを期待することは難しい。
なぜなら、相手は、義理やお付き合いで、一回は注文をしてくれるかもしれないが、二度、三度と、義理で注文をくれる人は、ほとんどいないからである。
コネで受注すると、その時はいいが、二度、三度と受注できなくなった時、急激に売上げはダウンするだろう。
そうなると、もう、どこへ行ったらいいかわからなくなってしまう。
それよりは、当初は、辛くても、コネなしで、顧客を開拓する。
そこで得たお客は、本当に喜んでくれたら、あなたに代わって売上げ拡大に貢献してくれるはずである。
こういうシンパ、ファンを一人、二人とふやして行くことである。そうして行けば、コネが生きて来る。
つまり、プラス・アルファの力として期待できるのである。
以上の四ヵ条を肝に銘じて、しかも、「楽しんで仕事をすること」に心がければ、必ず、事業は軌道に乗るにちがいない。
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