一人前には終わりがない
1章 未経験者ステップアップ成功の方法―ヘッドハンターだけが知っている転職の秘策(「未経験者」なんて存在しない/応募資格「経験3年」は未経験OKのサイン ほか)/2章 キャリアに負けない能力を知る―企業が評価し欲しがる人材の中身(求人のある資格、努力とお金が無駄になる資格/職種チェンジには“適齢期”がある ほか)/3章 自分の可能性をアピールする方法―能力だけでは難関を突破できない(採用現場から導き出したアピールのコツ/欲しい人には採用担当者からウラ情報が流れる ほか)/4章 ドラマチックなビジネスライフのすすめ―成功するキャリア地図の描き方(「好きな仕事」を面白くて稼げる仕事にするには/営業・マーケティング系キャリア地図―外資系で“最先端”を学べ ほか)
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誰もが考える「仕事を続けるべきか、転職をすべきか」
実は、わたしも転職組のひとり。
「仕事をこのまま続けていてよいのだろうが、もっと面白い仕事があるはずだ」と考えて、前の会社を辞めた。
当時はどんな仕事でもいいから、はやく一人前になりたくて焦っていたような気がする。
いまの会社に転戦して、わたしはこんな風に考えるようになった。
「一人前」とはいったいどういうことを指すのだろう。
誰がそう決めるのか、何か一人前と言えるだけの基準になるものがあるのだろうか。
先輩たちの仕事ぶりを見ていると、どうやらそれは他人から決めてもらうものではないし、あらかじめ明確なラインが引かれているわけでもないらしい。
やりたい仕事を生き生きとやりながら、いつも自分ならではの仕事のやり方を志向している、そんな状態を一人前と呼ぶようだ。
正直なところ、この仕事が本当にやりたい仕事なのかどうか、わたしにはまだ答えが出せていない。
うわさでは、いまの会社で一人前になるまでに最低でも3年はかかるという。
なんだ、そんなに時間がかかるのか。
ならば3年間はガムシャラにやるしかない。
何となく安心したけれど、先輩たちはこんなことも教えてくれた。
「一人前には終わりがない」。
またまた焦ってしまう、わたしなのだった。
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