一流の条件とは何か
団塊世代よ、老後を甘く見るな。
せまりくる絶望の老後を生きぬくには、横並びの意識を捨て、大切な自分のお金を守ること。
ファイナンシャル・プランナーとしての専門知識、各種サイトからの情報、また取材から得た知識を駆使し、データを添えて説く。
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ビジネスの世界で秀でるためには、どのような心がけが必要か。
人より抜きんでようとするあまり、人を蹴落とそうとする人がいるが、これは全く間違っている。
それに、効果的な方法ともいえない。
人を蹴落とそうとすれば、相手も蹴落とそうとするので、自分も思うような行動がとれなくなる。
人より上に上がったと思っても、寄ってたかって引きずりおろされてしまう。
人の犠牲によって成功を収めたのでは、それは長続きしない。
競争に勝つというが、相手をやっつけて勝つという考え方は低次元での考え方である。
自分に打ち勝って道を切り開いていくという積極的で高次元の考え方をしなくてはいけない。
ビジネスの社会でも、よく下請けの企業や系列の子会社にすべてのしわ寄せをして涼しい顔をしている大企業が多い。
しかし、そのような企業は経済やビジネスの環境が大きく変わった場合、即座にその弱さをさらけ出してしまう。
企業自体のバランスがとれていないうえに、周囲との調和もとれていないからである。
周囲の顔色をうかがいながら臆病にふるまえというのではない。
全体の中における自分の位置をよく見きわめて、その視点から物事を観察しながら行動をしていくべきだというのである。
これは、集団の中で生きていくには必須の条件だ。
出る杭は打たれるというが、一人で出しゃばると必ず反感を抱かれて、寄ってたかって押さえつけられてしまう。
勝負事の場合、いつかは誰にでもツキは回ってくる。
自分のペースで着実に努力を重ね、無理なことはしないで、自分にチャンスが回ってくるのを待てばよい。
チャンスと思ったら、それに向かって全力投球をする。
そのようなときは周囲の人たちも平常の努力を見ているので邪魔はしない。
人にはそれぞれ、その人の立場というものがある。
相手がどのような状況に置かれているかをよく考えたうえで、その人に対する言動を律していく。
例えば、その人の部下のいる前で叱ったりしてはいけない。
率直に過ちを反省する余裕もなく、まず自己防衛を考え、反抗をするか恨みに思うかがオチである。
また、部下がつまらない間違いを犯したときも、家庭のことなど個人的な悩みがあって、それが頭の中にあったからかもしれない。
親しい人が危篤状態にあるので心配しているのかもしれない。
勤務時間中といっても、その時間の百パーセントを企業のものだと主張するわけにはいかないのだ。
人は常にいろいろな個人的悩みを抱え続けているのだ。
その点を考慮してから対応、ないしは処置を考えていくべきである。
相手が自分より下だと思ったら、とたんに横柄な態度をとる人が多い。
そういう人にかぎって、相手が上であったり、自分のために利用できると思ったりしたらペコペコする。
人間の位では下の下の人である。
世の中は一人ではやっていけない。
直接的ではないにしても、いろいろな人たちの世話になりながら生きているのだ。
人を敬う心を忘れるべきではない。
上の人と対等に話ができるためには、自分の能力や経験に自信がなくてはならない。
優秀でなくてはできないことである。
しかし、それよりももっと重要なのは、
下の人とも対等に話ができる余裕をもっていることである。
下の人、それも直接下の人ではなく、ずっと下の人たちや直接つながりのない下のほうの人たちと人間対人間の話ができる人は「高品質」な人である。
こういう人は信用してよい。裏切られることはまずないからだ。
世の中には善いことだけではなく悪いことも多い。
清濁あわせ呑む度量の大きさが必要である。
ところが、清だけでなく濁までも飲んでいるうちに、自分自身までも濁になってしまう人がいる。
自分が濁ってきたのを人物が大きくなったと錯覚するのだ。
人の濁は許しても自分の濁を許してはいけない。
自分はあくまでも活を貫き通すべきである。
常に身辺をきれいにしておく。
もちろん身体も清潔にし、身に着けるものも清潔感があふれていなくてはならない。
周囲の流れに惑わされ、心におちつきのない人ばかりになった。
平静さを失わず現状を冷静な目で見ることのできる人は少ない。
利ばかりを追い求め、人間の生き方を忘れている。
だから、自分の分を見つけて、それに安んじて生きている人が意外に光ってくる。
自分の「分」をわきまえたうえで向上しようとするバランス感覚の優秀性をおおいに強調したい。
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