これからの時代に必要とされる人材
序章 “転職後”のことを転職前に知っておく意義とは?/第1章 転職を決めてから入社前までのポイント/第2章 新しい会社に入社してから気をつけるポイント/第3章 転職後のトラブルを解決する/第4章 転職に成功した例&失敗した例/第5章 転職後、いい仕事ができる人の条件
いろんな職場で作業することが多いので人間関係にはいつも苦労しています。
転職でなくとも派遣先でも役に立つ内容が満載です。
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大企業に勤務している人達で、社内の教育制度が変化したことに気づいている人はどれくらいいるでしょうか。
新入社員教育−中堅社員教育−管理者教育といった階層別教育や営業教育などがありますが、
管理者教育などの幹部養成教育では、特定の人達だけを指名する選抜型の教育が行われるようになりました。
また、プレゼンテーションスキル、マーケティング、計数管理などのテーマ別教育は全員の必修テーマではなくなり、自分で好きなテーマを自由に選択して受講する「カフェテリア型」といわれるものが増えてきています。
選抜型は会社側でコア人材の候補者を指名して受講させる場合によく行います。
一方、カフェテリア型が増えている背景には、会社側が「自分の能力開発は自分で考えてやるべきだ」という個人の自主性を尊重する考え方があります。
しかし、その意味するところは、自分を磨くために努力をする人と、しない人の実力差が出てもしかたがないということです。
この実力差がその後の処遇に影響しても、それは個人の責任であるという「自己責任」の論理に基づいています。
これからの時代に必要とされる人材は、「自律性」または「自己責任」に基づいて行動する人であることは間違いありません。
人に指示されたり頼ったりすることなく、自分で自分の役割や位置を確認し、目標を設定して行動し、その行動に責任を持つことが、価値ある人材の前提条件です。
手取り足取り会社が面倒をみてくれる時代は終わったということです。
若い人達の間で次のような発言を時々耳にしますが、これらは自律性に欠ける人の発言に多く見られます。
これらすべてに共通しているのは、自分の責任を認識し、それを全うしようとする意志が感じられないことです。
「他の部署から急な仕事が入ったので、こちらの仕事は納期が守れませんでした」
自己の責任を本心から果たそうとしている人なら、徹夜してでもやり抜いたり、他の人に業務を分散してでも手配し達成しようとするはずです。
その努力を尽くしても達成できないときには、まず、自分の力不足を率直に詫び、代替案を示すのが自覚あるプロのビジネスパーソンの態度です。
それが、この発言にはみられません。
「残業代がカットされるのだから、業務目標の設定も変更してほしい」
達成責任の意識がなく、労働の時間売りをしている、まさに「サラリーマン」の発言です。
「自分はまだ経験が浅いので、その仕事は無理です」
自分なりに努力してどこまでが自分ででき、助けを必要とするのほどの部分かを考える前向きな態度がみえません。
「取引先が倒産したので、今期は営業数字を達成できません」
目標数字に達しないまでも、代替策によってどこまでカバーするのか、意志が示されていません。
「自分の仕事だといわれなかったので、気づいていましたがやりませんでした」
問題が生じる可能性を感じていても指示されなければ自分とは関係ないという態度は、自覚あるビジネスパーソンの姿勢ではありません。
「自分の職位では、そこまではできません」
自分の職務権限が及ばないときにどこまで自分でお膳立てし、何を権限者に働きかければ達成できるかという、踏み込んだ発想が感じられません。
管理者の場合には、さらに人事考課の成績以外にも課長や部長の前の段階で、本人の気づかないところで特別な詳細の評価が行われることがあります。
(1)基幹となる管理者になれる人材か、
(2)特定の分野で強みを発揮できる人材か、
(3)それ以外の人材かという選別が行われている
ことがあります。
この場合にも、自律性という評価基準が大きく影響します。
「自律性」「自己責任」の姿勢を身につけたうえで、自分らしい商品づくりを行い、新たなキャリアの開発に励んでください。
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