再就職した中高年の給料に不満を持つな
序章 “転職後”のことを転職前に知っておく意義とは?/第1章 転職を決めてから入社前までのポイント/第2章 新しい会社に入社してから気をつけるポイント/第3章 転職後のトラブルを解決する/第4章 転職に成功した例&失敗した例/第5章 転職後、いい仕事ができる人の条件
いろんな職場で作業することが多いので人間関係にはいつも苦労しています。
転職でなくとも派遣先でも役に立つ内容が満載です。
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働くということは創造的・生産的な活動に参加し、その報酬を得るという2つの要素から成り立っています。
いかに中高年が過去の成功体験(収入と仕事の質)をぬぐいさっているとはいえ、収入がなければ働きません。
なぜなら、収入がなければ、働いていることではないからです。
ただ単に活動しているだけでは働いているのではなく、身体が満足するはずがないので長続きしません。
当然のことですが、中高年が再就職するのは、働くためなのです。
��過去の成功体験(収入と仕事の質)をぬぐいさっている″という意味は、収入に関していえば、若者世代の時のように高い収入に固執しないという意味なのです。
中高年の給料は、少ないのか
前に私は、中高年の平均年収は、350万円プラスマイナス100万円と紹介しました。
私は、この収入は、まあまあだと思います。
中高年が会社を辞める時の給料は、生涯のピークの値でしょうから、その値がどうしても頭にこびり付いており、350万円という値を聞いた時、オヤ…、こんなに低いのか、と思う中高年が多いのだと思います。
しかし、よく考えてみると、350万円は、決して低くはないと思うのです。
国税庁の資料によりますと、民間企業のサラリーマンやOLが受け取る年間平均給与は、約470万円です。
最高は金融保険業の約560万円、最低は農林水産業で約300万円でした。
中高年の平均年収350万円は、最低のレベルより高いのです。
日本労働研究機構が行なった調査でも、中高年が再就職した場合の年収のダウン率は、やはり一番厳しいものでした。
そりゃあ、高い収入のほうがいいに決まっています。
しかし、定年退職した中高年が、振出しにもどって働く場合、ピークの値のような高望みをするのは無茶というものです。
中高年が再就職をはたすには、ダウン率はさておき、最低のレベルより高い平均年収350万円をわるくない収入だと考え、納得することが必要です。
考えるまでもないことですが、収入が気にくわないといって家でじっとしていると収入はゼロとなり仕事もないわけで、
一方、350万円をわるくない収入と考えて働くと収入も仕事も存在し、中高年文化を若者に伝えるという大仕事も成し遂げ、おまけに痛快な人生がおくれるわけですから、前者と後者を比較すると、後者のほうがよほどいいに決まっているのです。
再就職をはたした中高年は、そう考えて仕事に就いたのです。
再就職後に、年収が増えるケースも
私の友人の61歳になる中高年で350万円を核にして、収入を増やしていった方もいます。
その方は、会社にお願いして、採用の条件を社員から業務委託契約に切り替えてもらったのです。
業務委託ですから、年金(年間300万円)は全額支給されることになり(社員の頃は減額されて年間100万円程度の支給)、収入は合計(年金と会社支給額)で650万円にもなったのです。
さらに、その友人は資格も取得し、資格手当てが加算されて、今では年収800万円程になっているそうです。
この友人は、再就職し350万円という核があったからこそ、額を増やすことができたのです。
まず再就職ありき……、
その後のことは、それから知恵をしぼるというのが、中高年の再就職の場合、大事なことだと思います。
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